起業した後に感じた大きな不安 

 

4年前に自分の会社を起業しました。僕は前職の自分の担当していた取引先が、そのまま僕の立ち上げた会社の取引先になってくれました。会社を立ち上げるまでに、その取引先に協力をしてもらることになってはいたので、売り上げは見込めていたのですが、それでも会社を立ち上げ時のプレッシャーはすごいものでした。

取引先になってくれる会社と前の会社を辞め、3か月ほど間を開けて自分の会社を立ち上げました。3か月の間は、旅行をしたり、会社の登記をしたりしていました。ついに、自分の会社を作るのかと思うと高揚した気分になりましたが、実際に会社を初めてみるとこの先、売り上げが上がらなかったら、自分の人生どおなってしまうのだろうかと思って不安が募っていきました。2、3か月は不安で夜も寝れらなくなっていました。あまりに不安が大きかったので、家でじっとしていることもできずに、夜中に家の近所を徘徊していました。歩くと少しだけ不安が和らいだんですね。

そのあと、幸いにも売り上げが上がり始めて、会社をやってけるなと思えて、ようやく夜ぐっすり寝れるようになりました。

今、振り返ってみるとなんで何か月も眠れなくなるぐらいの不安を感じたのか不思議ですね。業務は、前の会社でやったことを同じことやるので、自分のよく知ったことでした。しかも、会社を始めるまでに取引先も確保したので、売り上げも見込めていたのです。

起業するまでに、不安をあまり感じていなったのが、逆に起業後に大きな不安を感じてしまった原因かもしれません。起業後、どんな気持ちになるのか、もしうまくいかなかった時、どうするべきか、そんなことを事前に想定していれば、起業後にあんなに大きな不安な気持ちになることはなかったかもしれないですね。